【 メトロイド ドレッド レビュー】シリーズ未経験者がプレイしたのでレビューします!【 METROID DREAD】

こんにちは! 清芽津です!

今回はメトロイドシリーズ最新作の「メトロイドドレッド」についてレビューしていきます。

いくつかの観点から評価していこうと思います。

タイトルにもあるように、私はシリーズ未経験です。

スマブラのフィギュアや豆知識ぐらいのことしか知りませんが、そういう未経験者の目線から語っていきます。

清芽津
清芽津

今作が初メトロイドって人も結構多いみたいですね

どんな感じのゲーム?

皆さんもある程度知っていることとは思いますが、本作は「メトロイドヴァニア」と呼ばれるジャンルのゲームです。

メトロイドヴァニアって何ぞやって話ですが、どうやら「メトロイドシリーズ」や「悪魔城ドラキュラ 月下の夜想曲」みたいなゲーム、つまり探索型アクションゲームのこと、らしいです。

ちなみにユーザー側がかってに命名したらしいです。

アクションゲームはステージを1つずつクリアしていくっていうパターンが多いですが、メトロイドヴァニアは違います。

広大なマップをあちこち探索して色んなアイテムや新しい技を見つけていきながら進めていきます。

その新しいアイテムや技で今まで行けなかったところにも行けるようになっていくというわけです。

海外では人気のあるジャンルのひとつですね。

本作もそうやって広いマップをうろうろしながら進めていく感じになります。

観点1 難易度はどう?

難易度についてですが、ズバリ「難しい」です。

間違っても普段あまりゲームをしない人やアクションが苦手な人におすすめできるものではないです。

このゲームはマップ道中とボス戦という2つの構成に分けられます。

道中のほうはそんなに難しくありません。

ごり押しがある程度通用しますしザコ敵を無視して進むこともできるからです。

しかし、ボス戦はそうはいきません。

基本的にボスは弱点に対して攻撃を当てないといけないですし、ボスの攻撃力もかなり高いです。

連続でダメージをうけてしまうとあっという間にゲームオーバーになってしまいます。

つまり、ボスの弱点を見つけて的確に攻撃を当てつつボスからの攻撃はほとんど受けないようにするということを

それなりに高い水準で行う必要があるため、

どのボスも初見でクリアするのはほぼ不可能だと思います。

とは言うものの、理不尽なわけではありません。

ボス戦前にはムービーが入るのですが、そのムービー自体がヒントになっています。

また、ボスの攻撃もしっかり見ていれば避けられるようになっていきます。

何回もゲームオーバーになりながら試行錯誤して勝利に近づいていく、というのが本作のボス戦です。

ここのバランスが非常に絶妙に作られているので難しさと面白さを両立することができています。

清芽津
清芽津

ボスにカウンター攻撃を決めるとすごくかっこいいムービーが見れます。
なかなかテンションあがりますよ!

そんなボス戦なので数回ゲームオーバーになった時点であきらめてしまうようなライトユーザーには向いていないかなと思います。

アクション部分はこんな感じですが探索部分はどうか?というと

探索はそれほど難しくないです。

導線が非常にしっかりしているので、よっぽど派手に寄り道しない限りは迷子になることはないと思います。

ただ、アイテム回収になると難易度がかなり高い部分がいくつもあります。

単純にゲームをクリアするだけなら探索の難易度は高くはない、というところですね。

そしてもうひとつ本作の大きな特徴が「E.M.M.I」です。

E.M.M.Iは道中に登場するロボットですが、設定的にはめちゃくちゃ強いです。

サムスの攻撃は一切効きません。

なので基本的には逃げるしかないのです。しかも捕まってしまうと即死です。

そんなわけでE.M.M.Iに関してはそれなりの難易度になっています。

このE.M.M.Iとのスリル満点鬼ごっこが本作の大きな特徴ということになります。

ただ、この鬼ごっこは「E.M.M.Iゾーン」という決まった範囲でしか発生しないので、四六時中常に追い掛け回される心配はありません。

道中の難易度は高くないといいましたが、この「E.M.M.Iゾーン」ではかなりゲームオーバー率が高くなるかと思います。

清芽津
清芽津

E.M.M.I要素は私は好きですが、否定的な意見の人もいるので好みが分かれる要素かもしれません

よかったところ

・理不尽ではない高難易度

・探索型でありながら丁寧な導線で迷いにくい

・E.M.M.Iとのスリル満点鬼ごっこが楽しい

気になったところ

・万人向けの難易度ではない。ある程度ゲームに慣れている人向け

評価

★★★★★★★★★☆ (10点中9点)

観点2 世界観・ストーリーについて

世界観はひとことで言うとSFです。

まあサムスの見た目どおりではありますね。

SFといっても宇宙規模の話です。

本作はZDRという惑星が舞台になっています。

サムスは銀河連邦という組織からの依頼でこの惑星を訪れることになります。

前作からの続編なので前作までのストーリーを知らないと楽しめないんじゃないの?と心配される方もいるかもしれません。

でも心配無用です!

プロローグで今作までのあらすじを語ってくれます!

このプロローグの話さえわかっていれば少なくともストーリーがわからなくて置いて行かれることはないはずです。

このおかげでシリーズ未経験の私もある程度ストーリーはわかりました。

ただ、あくまで大筋がわかるようになるっていうだけなので最大限にストーリーを楽しむのであれば過去作をプレイしたり動画を見たりしたほうがいいのかなと思います。

清芽津
清芽津

シリーズ経験者の人達が色々と考察を巡らせているのが楽しそうでうらやましいです

あとは各エリアのマップ背景もなかなか良いです。

マップごとに全く趣が違うので色んな想像をめぐらせながらプレイできます。

世界観とストーリーがちゃんとマッチしているので雰囲気もすごくいいのが高評価です。

良かったところ

・プロローグが割と詳しいのでストーリーをちゃんと追える

・世界観を補強してくれるマップ背景

・世界観とストーリーがマッチしている

気になったところ

・しっかりストーリーを理解したいなら過去作の知識は必須

評価

★★★★★★★☆☆☆ (10点7点)

あくまでシリーズ未経験者からの評価です。

観点3 BGMについて

私がゲームをプレイするときに非常に楽しみにしている要素のひとつがBGMです。

で、本作のBGMはどうだったのかというと、

耳に残るような曲はあまりなかったかなぁという印象です。

ボス戦も色んな種類のBGMがあるみたいですがあんまり記憶にありません。

そういうBGMは感情を大きく動かしてくることはありませんが、雰囲気を演出するにはすごく良い役割を果たします。

一番印象に残っているのは水中エリアのBGMです。

水というよりも深い水を感じられるようなBGMでした。

マップ背景がなかなかに不気味なのですが、その不気味さも引き立ててくれる良曲でした。

雰囲気系ではなく単純にかっこよくて印象に残っているものもあります。

曲名がわからないのですが、スマブラでいうところの「サムス・アランのテーマ」ってやつです。

スマブラで聞いたときからかっこいいなと思っていましたが、本作ではさらにかっこよく聞こえました。

数日間頭の中で再生されつづけるぐらいには気に入ってます。

このBGMが流れるのはプロローグとストーリー中盤のイベントシーンです。

とくに中盤で流れたときは鳥肌がたつかと思いました。

ただの会話シーンでしたが、物語が本格的に動き出すタイミングなので非常に熱かったです!

清芽津
清芽津

やっぱり曲だけ知っているよりも実際にゲームをプレイして聞いたほうが何倍も感動できますね

良かったところ

・しっかりと雰囲気を演出してくれるBGMが多い

・「サムス・アランのテーマ」(正式曲名わからん)がとにかくかっこいい

気になったところ

・耳に残るようなBGM、テンションが上がるようなBGMが少ない

評価

★★★★★★★☆☆☆ (10点中7点)

観点4 UIはどう?

つづいて、意外と重要な要素であるUIについてお話します。

そもそもUIって何なのかということについて一応ざっくり説明しておきます。

UIはユーザーインターフェース(User Interface)の略です。

ユーザーと製品・サービスの接点のことです。

つまり今回でいうと、ユーザーとゲームの接点です。

キャラクターのステータスや習得している技やスキルなどの確認のしやすさ、各種操作のしやすさ、画面の見やすさ、ロード時間の長さなど非常に幅広いです。

UIが良いゲームは遊びやすく快適なゲームであるといえますね。

逆にUIが悪いゲームはプレイ中にストレスを感じがちですし、モチベーションも下がってしまうことがあります。

本作のUIの評価についてですが

結構いい感じ、と思います。

まずサムスの操作感が非常に心地よいです。

移動速度も結構早いですし小回りも効きます。

たとえばメレーカウンターという反撃アクションがあるのですが、これは地上でも空中でも水中でも使用できますし、ダッシュ中でも大丈夫です。

主な攻撃手段であるビームは高速連射ができて、移動中、ジャンプ中、スライディング中にも撃ちまくれます。

ほかにもいろんなアクションがありますが、とてもスタイリッシュな動きができます。

サムスといえばスマブラの印象しかなかったので、こんなにスタイリッシュに動かせるのは衝撃でした。

とはいえ、使用するボタンが多いので慣れるまでは少し大変です。

どのボタン押せば良いんだっけ?ということがよくありました。

ただ、最終的にはそれも気にならなくなりました。

もうひとつ良かったのはリトライ性です。

ゲームオーバーになってしまった後、どこからやり直しになるのかって話です。

道中でゲームオーバーになった場合はセーブポイントからになります。

このセーブポイントはこまめに設置されているのでとりあえず見つけたらセーブするようにしていけば問題はないでしょう。

セーブの動作にもそんなに時間はかかりません。

ボス戦の場合は、ボス部屋に入る直前からになります。

なので、すぐに再戦することができます。本作はボス戦で̪死にまくるのでこれはうれしかったです。

E.M.M.Iゾーンの場合はE.M.M.Iゾーンの入り口に入るところからです。

そんなわけでゲームオーバーになった場所まですぐに戻ることができるのですごく遊びやすいです。

逆にリトライ性が高いからこそ、ボス戦やE.M.M.Iの難易度を高くできるということでもありますね。

親の顔より見たE.M.M.Iによる死亡シーン

ここまで良いところを挙げましたが気になった点もいくつかあります。

一つ目はロード時間が少し長めなことです。

ゲームが進んでくるとエリア移動の機会も増えてきますが、10秒ぐらい待たされることもあったりします。

そこは気になりましたね。

二つ目は敵にダメージが入っているのかがわかりにくいところです。

ダメージを与えても特にリアクションがあるわけではないです。

少し点滅しているのだとは思うのですがその点滅が非常にわかりにくいです。

特にボス戦では重要になってくる要素だとは思うのでここはどうにかしてほしかったかなと感じました。

でも全体的には良いところのほうが勝ってるので大きなマイナスには感じませんでした。

良かったところ

・サムスの操作感が非常に良い。動かしてるだけで楽しい。

・リトライ性が非常に高い。ゲームオーバーが苦にならない。

気になったところ

・ロード時間が長いことがある。

・敵にダメージを与えられているのかどうかわかりにくい。

評価

★★★★★★★★☆☆ (10点中8点)

観点5 価格と内容のバランスは?

次は、価格と内容のバランスについて話していきましょう。

ゲームを買うときには気になるポイントですよね。

公式サイトの希望小売価格はパッケージ版 7,678円(税込)、ダウンロード版 7,600円(税込)です。

少し高めですね。

そしてゲーム内容についてですが、

私が初見でクリアした際のプレイ時間は約9時間でした。

その後、ハードモードで2週目アイテム全回収してクリアしたときも9時間でした。

両方あわせても20時間程度です。

あとはノーマルモードとハードモードそれぞれのクリアタイムで解放されるギャラリーをコンプすれば完全クリアってところです。

本作は1週が短いかわりに何度も遊んでクリアタイムを縮めたりして遊んでいくタイプのようです。

一回クリアすれば満足という人にとってはかなり割高なゲームに感じると思います。

逆に一つのゲームをとことんやりこんでいくタイプの人であればそれなりの価格なのではないかと思います。

それでも少し高い気はしますが。

しかし、本作はカタログチケット対象作品なので、実質的には定価より安く買うことができます。

一応カタログチケットについて説明しておくと、チケットは1枚で9980円なのですが、

なんとこのチケット1枚でゲームを2本購入することができます。

つまり、ゲームひとつを実質4990円で購入できることになります。

この価格で購入し、ある程度やりこみを行うのであれば程よい価格になると思います。

良かったところ

・カタログチケット対象なので実質5000円未満で購入できる。

・ひとつのゲームをやりこむ人であれば元はとれる。

気になったところ

・カタログチケットを使わない場合はかなり割高。

・あまりやりこまない人にとっても割高。

評価

★★★★★★☆☆☆☆ (10点中6点)

清芽津
清芽津

もう少しボリュームほしかったかなあ

総合評価

総合評価は

★★★★★★★☆☆☆ (10点中7点)

価格を考慮しなければ8点ですがやっぱりお財布の負担も考えたいということでこうなりました。

ゲームの内容としては非常に楽しかったです!

睡眠時間を削ってプレイしてたぐらいです。

過去のメトロイドシリーズもちょっと興味が湧いてきました。

清芽津
清芽津

このゲームの影響でスマブラでもサムスを使い始めました

メトロイドシリーズ未経験の人にもおすすめできる作品だと思います!

発売から結構経ってしまいましたがこの記事が少しでも役に立てば幸いです。

それでは!

最後に本作の推しキャラを張っておく