【ポケモン BDSP レビュー】本当にクソゲー?シリーズのガチエンジョイ勢がプレイしてみた感想!【ネタばれ控えめ】

こんにちは!

清芽津です!

今回は11月19日に発売された「ポケットモンスター ブリリアントタイヤモンド/シャイニングパール( BDSP )」についてレビューしていきます。

何かと悪い意味で話題になることが多かった本作ですが素直な感想を書いていきます!

ただ、大前提として私はストーリーをアブソル6体でクリアするような酔狂なアブソルマニアであるということを念頭に置いといてください。

こんなことをやっちゃうイカレ野郎です

そんなわけで一般的な感想とは少し違ってくるかもしれません。

7個の観点で評価していきます!

清芽津
清芽津

ちなみに私は「赤/緑」と「ソード/シールド」、「Let’s go」以外はプレイ済みで、趣味パでレート戦に潜ったりしてたエンジョイ勢です。

観点1 グラフィック

所感

まずはグラフィックについての話です。

発売前からいろいろ言われていた部分ですね。

個人的には言われてるほど悪くはないんじゃないかと思います。

特別良いというわけでもないですけどね。

ポケモンもトレーナーも結構いい感じでした。

ただ、ギンガ団幹部のマーズさんは期待してたのとちょっと違ったのでそこは残念でした。

最近は少しでも悪い部分があったり、期待と違ったりするとゴミ呼ばわりされてしまうような風潮がありますし、今回のグラフィックについていろいろ言われていたのもこの風潮のせいなのかな?

トレーナーのグラフィックはアカギさんがお気に入り。これで27歳ってうせやろ・・・?

良かったところ

・普通にゲームを楽しめるレベルにはちゃんとしてた(言われてるほどひどくない)

悪かったところ

・マーズさんが思ってたのとちょっと違った

評価

★★★★★★★☆☆☆ (10点中7点)

観点2 難易度

所感

続いて難易度ですが、結構高めだと思います。

道中のトレーナーはそれほどでもないですが、ボス級トレーナーがかなりすごいです。

ビルドアップ+ドレインパンチ+おおきなねっこ

ちいさくなる+バトンタッチ

ひかりのかべ+リフレクター+ひかりのねんど

晴れ状態でソーラービーム+サンパワー+こだわりスカーフ

こんな感じで強力なコンボを使ってきます。

とくせい、もちもの、技をしっかりと組み合わせてくるのでなかなか手ごたえがあります。

とくにチャンピオンの強さはとんでもないともっぱらの噂です。

しかし、最初に言ったとおり、私はアブソル6体でストーリーを攻略しました。

アブソルは攻撃力は高いですが、耐久は低いし素早さも並程度です。

なので、一般的なパーティでプレイした人とは難易度の感じ方が違うかもしれません。

強いといわれているチャンピオンも初見で突破できたりしましたし。

その一方で格闘タイプや虫タイプを相手にするのは地獄だったりもしました。

清芽津
清芽津

私の難易度の感じ方はあんまり参考にならないかも・・・

ボス級トレーナーはたくさんいるので、どんなパーティで進めてもどこかで苦戦することにはなるんじゃないかとは思います。

余裕かと思ったら意外と苦戦するってこともありますし。

一応ストーリー進行度に合わせて野生ポケモンのレベルが上がっていく場所があるので、困ったらそこでレベル上げできるので詰むことはないと思います。

あとひとつ言い忘れてました。

敵トレーナーも結構交代を使ってきたりします。

AIが賢いのも難易度にかなり影響していると思います。

そんなわけで、ストーリー中でも難易度は高めです。

クリア後要素ならともかく、本編中にここまで強いトレーナーが登場するのはなかなか楽しめました。

でも本編はサクッと終わらせて対戦を楽しみたいっていう人には少しつらいかもしれませんね。

ある程度の難易度が欲しい私には好みの難易度でした。

良かったところ

・ボス級トレーナーがなかなか手ごたえあり

・レベル上げスポットがあるので困ったときは簡単にレベルを上げられる

悪かったところ

・道中のトレーナー達はほとんどワンパンだった(たまにちょっと強いのがいる程度)

評価

★★★★★★★★★☆ (10点中9点)

観点3 ストーリー

所感

ストーリーはほとんど原作のとおりです。

ポケモンシリーズは「ブラック/ホワイト」あたりからかなり力を入れたストーリーになってきていましたが、

原作の「ダイヤモンド/パール」はそれよりも少し前の作品なのでストーリー面は結構物足りない感じはありました。

「ダイヤモンド/パール」のマイナーチェンジ版である「プラチナ」ではストーリー面も強化されていましたが、今作は本当に原作に忠実にリメイクしたって感じでした。

ストーリーが物足りないとはいっても、舞台となっているシンオウ地方は伝説ポケモンの設定が壮大だったり、

ギンガ団ボスの思想が哲学を極めた者の末路みたいな感じだったりするので、考察や妄想をするのは捗ると思います。

また、来年1月に発売される「LEGENDS アルセウス」では今作よりはるか以前のシンオウ地方が舞台になるみたいなので、

そちらも合わせるとよりストーリーや設定を楽しめるようになるかもしれません。

期待してます。

清芽津
清芽津

世界観や雰囲気は好みなのでLEDENDSが本当に楽しみです!

良かったところ

・設定や世界観が凝っているので、妄想と考察が楽しめそう

・「LEGENDS アルセウス」とのつながりに期待

悪かったところ

・物語としては結構物足りなかった。プラチナ要素ももう少しあればよかった。

評価

★★★★★★☆☆☆☆ (10点中6点)

観点4 BGM

所感

BGMはかなりいい感じでした。

原曲の雰囲気をしっかり残した正統派アレンジが多かったです。

逆に原曲を崩したようなド派手なアレンジは無かったんじゃないかな。

私が原作で好きだったBGMもしっかり良さが残っていてうれしかったです。

個人的に気に入っているBGMを列挙すると、

・みずうみのくうどう(ユクシー、エムリット、アグノムがいるところ 人間が立ち入ってはいけない感が好き)

・ギンガ団アジト(悪の組織のアジトとは思えないほどオシャレな曲)

・ギンガ団幹部戦(したっぱ戦のアレンジだけど威圧感たっぷり)

・ギンガ団したっぱ戦(ポンコツなしたっぱにはもったいないほど壮大でかっこいい)

・テンガンざん(終盤の雪山のところ かっこよすぎる)

・地下大洞窟(神 しかも懐かしさも感じさせてくれる)

あたりでしょうか。

したっぱ戦のBGMは原曲はそれほど好きというわけではなかったのですが、今作のアレンジでかなり迫力が増したように思います。

ちょっと抜けた雰囲気のしたっぱには不釣り合いじゃないかってレベルです。

そして今作で一番気に入っているのが地下大洞窟のBGMです。

原作ではちかつうろだったものが今作では地下大洞窟にパワーアップしています。

このBGMはとにかくワクワク感がすごい!

ずっと聞いてても飽きません。

地下大洞窟ではシンボルエンカウント式で野生ポケモンが登場する要素や化石堀りといった要素がありますが、BGMがどの要素にもマッチしていました。

地下大洞窟ではこんな感じでシンボルエンカウントします。地形によって出現するポケモンも変わります。

私はアブソルを6体捕まえるために地下大洞窟に長時間こもっていましたがそれが苦にならないぐらいに良いBGMでした。

そんなわけでBGMに関しては概ね満足です。

欲を言えばもう少し攻めたアレンジのものがあっても良かったかなあってとこですかね。

良かったところ

・原曲の良さをしっかりと残したアレンジが多い。

・地下大洞窟のBGMがすばらしい。楽しい。

悪かったところ

・強いて言えばもうちょっと派手にアレンジしたBGMも欲しかった。

評価

★★★★★★★★★☆ (10点中9点)

観点5 UI

所感

つづいてUIについてですが、基本的にはわかりやすくて良いです。

ポケモンシリーズをプレイしている人ならすぐに慣れるでしょう。

メニューを開くと目的地などを教えてくれるのもありがたかったです。

でも、結構気になる点がひとつありました。

障害物の当たり判定です。

主人公は原作とは違って斜め移動ができます。斜め移動っていうか360度好きな方向に動けます。

これ自体は非常に操作しやすくて嬉しいのですが、障害物が曲者です。

すべての障害物は当たり判定が四角形になっています。

一見すると丸い形の岩も見た目以上に角ばった当たり判定をしているっていうことです。

主人公の全方向移動とはすごく相性が悪いです。

どうみても障害物に触れてないのに動きを止められてしまうことが多いので、そこがストレスになります。

特に自転車に乗ると障害物に当たる度に減速してしまい、まったくスピード感がないっていう事態になってしまいます。

移動するという操作は非常によく使う操作になるわけですが、その度にこの当たり判定が邪魔をしてくるので常に付きまとってくることになります。

先ほどと同じ画像ですが、例えば画面下部にある大きな岩。これの当たり判定がかなり角ばっています。この岩の形に沿って進むということはできません。

これ以外の要素は及第点以上なのでなかなか遊びやすかったです。

良かったところ

・全体的に操作や状況がわかりやすかった

・原作とは違って360度の方向に移動できる

・メニューを開くと次の目的地や目標を教えてくれる

悪かったところ

・障害物の判定が見た目よりも大きく、移動の妨げになることが多い。

評価

★★★★★★★☆☆☆ (10点中7点)

観点6 遊び要素

所感

ポケモンシリーズの遊び方といえば、いろんなポケモンを捕まえて育てて戦わせるっていうのが基本ですよね。

でも今作ではそれ以外の遊びもたくさん提供してくれています。

ざっと例を挙げていくと

・地下大洞窟

・スーパーコンテストショー!

・ポフィンづくり

・連れ歩き

・ボールデコ

といったところですね。

ひとつずつ語っていくと長くなってしまうので詳しい話はしませんが、どれも結構ハマってしまいました。

ストーリーそっちのけでやってました。

推しポケモンがいる人はスーパーコンテストショーや連れ歩きでめちゃくちゃ楽しめると思います。

コンテストはリズムゲームになっています。リズムゲームが苦手な私でもなんとかなる程度の難易度です。

コンテストはリボンを集めることができるので、推しポケへの愛情を示すことができます。

連れ歩きは単純に楽しいし癒されます。

そんなわけで、ポケモンを推しポケモンを愛でたり、地下で化石を掘ったりポケモンを探したりといろんな楽しみ方があります。

清芽津
清芽津

今は手持ちのそれぞれのアブソルでコンテスト全部門優勝をねらって遊んでます。

わがままをいえば連れ歩きだけじゃなくてポケリフレやキャンプみたいに直接触れ合える要素も欲しかったなぁと思います。

まあ剣盾は未プレイなのでキャンプのことはあまり知らないんですが。

これらの遊び要素については別の記事でしっかり語っていこうかなと思っています。

良かったところ

・どの要素も楽しい

・推しポケモンを愛でることができる。幸せ

悪かったところ

・欲を言えば触れ合い要素も欲しかった

評価

★★★★★★★★★☆ (10点中9点)

観点7 安心度(バグの多さについて)

所感

今作を語るうえでは絶対に外せない話題が「バグ」だと思います。

ポケモン増殖やらイベント無視やら色違い作成や自由に技を覚えさせるなど、とにかくたくさんのバグが存在します。

こういった凶悪なバグは現在は修正済ですが、バグで増殖したポケモンなどは普通に今も存在しています。

交換などでどこからバグポケモンが回ってくるか予測がつかないような状況です。

これらのバグはすでに修正済みなので、これから新たにバグポケモンが増えることはあまりないとは思います。

しかし、どこからともなくやってきたバグポケモンがデータに悪影響を与える可能性はゼロではないので、知らない人との交換は控えたほうがいいかもしれません。

これらのバグの他にも、閉じ込められて脱出不可能になるバグもあったりしました。

こんなふうにいろいろと心配すればキリがないです。

そういう意味では少しも安心できないゲームという感じがします。

とはいえ、私は現時点で50時間以上プレイしていますが、あからさまにバグらしいバグに遭遇したことはありません。

ネット上ではバグが多すぎるとか色々言われてますが、発生頻度としてはそんなに高くないのかもしれません。

なのでそこまで身構える必要もないんじゃないかなと思います。

これからのアップデートでさらにバグも減っていくとも思いますし。

なにより修正していく姿勢を見せてくれたことは一つ安心材料になるでしょう。

そんなわけで、確かにいろんなバグが報告されてはいるもののそんなに頻度は高くないのであまり心配はいらないと思います。

バグポケモンとの遭遇だけは防ぎようがないですが、交換ではなく対戦する分には問題はないはず。多分

良かったところ

・ちゃんとアップデートで修正していく姿勢をみせてくれたこと

・バグの発生頻度はそんなに高くない?

悪かったところ

・多種多様なバグポケモンを誕生させてしまったこと

・詰み(閉じ込められる)バグがあった。

評価

★★★★★☆☆☆☆☆ (10点中5点)

すでに大惨事がおこってしまったのでさすがに高得点にはできません

総合評価

総合評価は

★★★★★★★☆☆☆ (10点中7点) です。

クソゲーだの何だのいわれがちな作品でしたが普通におもしろくて楽しめました。

決してクソゲーではないと思います。

ネガティブな言葉は広まりやすいということがよくわかりますね。

もちろんダメな部分もありましたが、良い部分がそれを打ち消してくれたという印象です。

原作を遊んだことがある人であれば懐かしみながら進められるのも良いですね。

スーパーコンテストショーなどは深堀りして語りたい欲があるので、記事を書く元気があればチマチマ書いていこうと思います。

そして剣盾でもアブソルを愛でたい欲も出てきたのでそっちもそのうちプレイしてみようと思います。

というわけで「ポケットモンスター ブリリアントダイヤモンド/シャイニングパール」の感想でした!

それでは!